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2018年1月

2018年1月30日 (火)

夜逃げは犯罪か?

成人の日,

「料金を払ったのに着物屋がもぬけのカラ」

という事件がありましたね。

これは,1月9日に書いている記事なので,アップされるまでに動きがあるかもしれませんが。

報道によると,給料未払いもあったようなので,資金繰りがとん挫したのでしょう。弁護士費用と裁判所に納める予納金の手当てがつけば,民事再生なり破産申し立て,それすらなければ,なし崩し的な「倒産」(裁判所を通した手続きはせず,単に債務を履行しないだけ,放置)となるのが通例です。


被害者の方は,一生に一度の機会を無茶苦茶にされ,怒り心頭でしょうね。

ただし,法的にみると,これが「犯罪」かどうかは,注意を要します。

①代金を受け取った時点で,「今年の1月6日には倒産していて着物はレンタルできないっぽいな」と会社が思いつつ代金を受領し,着物のレンタルをしなかった場合は,詐欺罪になりえます。犯罪なので,警察が捜査に入り,検察官に起訴される可能性がでてきます。

②代金を受け取った時点で,「今年の1月6日には倒産していて着物はレンタルできないなんてことはない」と会社が思いつつ代金を受領し,結果として着物のレンタルをしなかった場合は,「結果として約束を破った」だけなので,詐欺ではなく警察沙汰にはなりません。
 (基本は刑事事件ではありませんが,社会的影響が大きいので,一応,警察の捜査は入るんだろうな)

 あくまで,お客さんがそれぞれ,「債務不履行だ」といって民事事件で損害賠償を求めるのが筋ということになります。


紛争を捌く場合に,刑事事件化されるかどうかは,一般に,結構,重要なキーポイントです。

刑事事件になるなら,被害者を放置しておくと,加害者は逮捕される可能性が高まります。ですので,それを恐れて,加害者側から積極的に示談をお願いする形になることが多いです。被害者は待っているだけで救済される可能性が出てくる。

逆に,民事事件オンリーなら,逮捕されないので,相手が訴訟を起こしてくるのを待てばいいだけです。そして,10万円20万円で訴訟を起こしてくる人は,なかなかいない,結果,被害者が泣き寝入りしやすい。


今回は,会社の財務状況と会社代表者の指示等をみてみなければ,詐欺なのか単に民事なのかわかりませんが。

少額の被害者がたくさんいても,救済は難しい(まして倒産するような会社でお金がなさそう)感じ。

消費者団体が一気に訴える制度とか,あればいいんですけどねえ。



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いわき:みぎは法律事務所 弁護士 戸川 瑛

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2018年1月23日 (火)

弁護士の顧客側に必要なこと

独立以来使っていた,電気ポットが壊れました。

スイッチをいれても,イマイチお湯があったかくならない。

もう使って,7-8年だもんな・・・・・


ジムイン「先生,ポットが壊れたようです。蒸気がでません」

トガワ「説明書みた?似たような症状の記載,ない?」

ジムイン「それが,コンセントの上下も確かめて,上側にシール貼ってやってみたんですけど,やっぱり温まりません」

トガワ「で,説明書はみたの?」

ジムイン「いえ,みてません」



普通の人間は,通常の会話において,相手の言うことを聞いていない。

とにかく,自分の言いたいことが先行して,それを喋りまくるのが人間である。

Aについて質問しても,B,D,E,Gと,全く関係のないことを喋りまくる人は多い。自分の喋りたいことが多すぎて,こちらの質問は実は聞いていない。

うちのジムだけでなく,8割くらいの人間はだいたいにおいてそうであり,「質問を把握して回答する」ということはしてくれない場合の方がおおい。


これは,不満がたまった相談者の方に顕著である。


とはいえ,実は,不満というのは,「単に聞くだけで解決する」ことも非常に多い。結局,不満のはけ口がないのが心の重しになっているだけなのである。



といっても,弁護士は法的なアドバイスが主のはず。
法的に重要な事項は聞き取らなければならない。


カウンセリングに徹するのもよくないし,「そこは関係ないから,質問に答えてもらってもいいですか?」と遮るのもよくない。


現状では,20分くらいはとにかく傾聴し,残りの10分くらいからは徐々に遮りを入れて「事実の聞き取り」に進めていく感じで落ち着いている。



精神医学の面接法も読んだが,やはり最初の10分くらいは傾聴に徹するのが効果的と書いてある。






新しく買ったポットはなんと,蒸気レス!!


たまった蒸気が抑圧されて爆発・・・・なんてことはないんだろう。

ただし,人間とは,圧力を逃がさなければ生きていけない生物であるということを忘れてはならない。





・・・・・なんて,真剣なこと考えて新しいポットを買うわけないじゃん
(◎´∀`)ノ


蒸気でないと,カビはえなくて便利そう!!



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2018年1月16日 (火)

残酷すぎる成功法則

橘玲という著者がいる。

「お金持ちになるための黄金の羽の拾い方」という本で10年前くらいに有名になった方である。

かなり斜に構えた見方で,主に経済面からみた人生設計の記述が中心である。

斜に構えたモノの見方が好きなので,彼の本はたまに買う。

「残酷すぎる成功法則」。今回は橘氏の翻訳であり,著書ではない。

ありきたりな「成功法則」本と違い,「統計的に検証された」成功法則が並んでいる。つまり,個人の体験談の寄せ集めではなく,たぶん,アンケートとか何らかの数値化によってデータを集めて統計処理し,どういう人が成功しやすいか,書かれている。

「あるひとがこれでたまたま成功しました」という本ではないので,信頼性は比較的高い。

・自分の能力と同じく,自分にあった環境を選択することも重要

・心の中で「大丈夫,大丈夫」といったポジティブなつぶやきをすると成功する可能性が高まる
・自信過剰と控えめ,どっちが成功しやすいか
・弁護士がうつ病になりやすい理由

などなど。











うん,弁護士がうつ病になりやすい理由。(◎´∀`)ノ


「顧客を守るために,不利な方向に行きかねないすべての可能性を考慮しなければならない」から,悲観的になりやすい,だそうだ。

通常の職業の3.6倍もうつ病になりやすく,アメリカでは,「退職を手助けする準専門職が存在する唯一の職業」だそうだ。




うん,書いてると,ウツになってくね!!ヽ(´▽`)/



でも,ほんと,そうだよなーと思います。

案件自体が,親族とのガチンコの紛争,暴行に脅迫,原発事故,交通事故や病気,解雇にセクハラ・・・・・・・・・


喜ばしい案件って,ないものね。


であるからこそ,それなりの報酬をいただけるのですが・・・・・・



弁護士として長くやっていくためには,気分転換を上手にすることがカギになるかなあと思います。


ま,オイラに依頼がきた以上,できるだけ,いい方向にもってくべ
(`Д´)


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2018年1月 5日 (金)

年末調整の苦行

あけましておめでとうございます。

初日から,年末調整の書類を書きまくっている戸川です。

顧問先からの相談を2件やり,来週火曜日の新規相談の法律の下調べをし,(半田屋でご飯をたべ)後見関係の振込を行い。

残った業務は,年末調整。

独立したてのころは,勝手がわからず,30分も40分もかかっていたものですが。

独立して7年も経てば,手慣れたものです。
10分強で終了。


こういう,弁護士業務本体の質と全く関係ない業務に時間をかけるのは愚かとしかいいようがない。

しかし,年末調整の書類とともに,市役所から「年末調整説明会のお知らせ」と,調整のためのぶあつーい冊子が送られてきます。
ひと昔は,これで30分はつぶれていたものでした。


弁護士業務本体もそうですが,経理にせよ確定申告にせよ法令調査にせよ,自分の成長を感じるとうれしいものです。




・・・・さて,3件目の相談がきた,丁寧に精査するか。


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いわき:みぎは法律事務所 弁護士 戸川 瑛

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