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2017年6月13日 (火)

残業代を請求するぞ!

弁護士事務所が狙うオイシイ「未払い残業代請求」という記事が載っていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170515-00084728-playboyz-soci

(週プレNEWSさま)


「トラックドライバーの残業代は運行記録などから明らかだから,請求すれば結構簡単にとれる」みたいな内容です。




・・・・残業代請求って,そんなに簡単かなー( ´,_ゝ`)


まず,
●時効を止めるため(わずか2年で消滅!),相談後ただちに相手に内容証明郵便を送り。


●次に,何時間何分働いたか,1分の間違いもなく,2年間分毎営業日400日とか500日分を計算し。


●残業代計算の基礎に「●●手当」が入るかどうか検討し。

●法律上の休日(必ずしも国民の祝日とイコールではない)がどこなのか,週の始まりが日曜か土曜かを検討し。

●法内残業の割増率を確認し,一日8時間以上,週40時間以上働いたところを抽出し。

●週40時間以上は残業代発生なのだが,例外的な業種は週44時間にかわるのでそれを確認し。


●「この時間はさぼっていた」といった使用者側からの反論がされないかどうか,慎重に検討し・・・・・・



と,多段階のプロセスをえて,ようやく請求に至ります。


いわきなど,地方都市の中小企業の事案では,そもそもタイムカードがないため請求を断念するケースも多いですし。中小企業ゆえに,辞めてからでないとなかなか残業代は請求しにくい。




「ドライバー 残業代」で上位に出てくる弁護士事務所の弁護士費用をみてみると,


着手金0円
成功報酬20%~50%

くらいのところが多くでてきます。


「とれたら,回収額の2-3割頂戴ね!」


というのは,ある意味,消費者にとっては依頼しやすいので,個人的には完全成功報酬制は好きですが。記事が指摘しているように,「簡単な案件のみとにかく数をこなす」という事件処理だったら,二次被害が広がるだけなんだろうな・・・・・・・


まあ,これも,弁護士数を増やして「すそ野を広げる」司法改革の「成果」なんでしょうね。


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いわき:みぎは法律事務所 弁護士 戸川 瑛

法律相談の予約をしたいので,弁護士戸川瑛のホームページへ行く

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コメント

残業代未払いは労働審判で自分でもできる。東京は弁護士成功報酬50パーセントだからね。社員だった娘の労働審判はまず自作のタイムカード作成から始まった。会社には退社前にメールを送信する規定があったが、私の感では多分それを証拠として出してこないと踏んだので、実際の残業時間より少なめにタイムカードを作成して117万とした。会社側にとっても有利な条件にもっていいって100万で和解となった。わたしは参加できないからサポートに回ったが、大阪本社から社長、部長、弁護士と3人の姿を見た20歳の娘は怯えた。
だから娘に「勝ち負けは頭数できまるのんじゃあない、正しい主張をしたほうが勝つんだ」といって勇気づけた。

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